なんとも形容し難い映画だ。
最近流行りのA24とかブラムハウス的な新時代ホラーものなんだろうけど、思ったよりスプラッタ表現は少なく、むしろ爽やかな青春ものの雰囲気が少し混ざってて、あらすじから予想されるほど嫌悪感はない。
少女が殻を破り本当の自分に目覚めていくという青春ものの普遍的テーマが根底にある。大人に、悪に、仕上がっていく過程は正直どこか爽快ですらある。
伏線の張り方、絵作りなんかは凄く堅実。監督の確かな実力を感じる。
さらに個性豊かな役者達がいい!主演の子のだんだん目つきが変わってく感じとか上手かったし、なんといっても姉ちゃんの魅力!!未成熟な悪の雰囲気とカリスマ性を感じる。
正直めちゃくちゃ人は選ぶと思うが、不思議な魅力を宿した映画に仕上がってると思う。
これから何度も“噛み締めて”考えたくなるような映画でした!