ハギマニア諸島

RAW〜少女のめざめ〜のハギマニア諸島のレビュー・感想・評価

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
2.9
変態の、変態による、変態のための映画でした。
屋敷女やマーターズに引き続きひっさびさにエグいフランス映画を観ました。
扱っている題材は先の2作品に引けは取らないが、内容の衝撃度は若干劣るかなぁ。

オープニングからの序盤30分のおどろおどろしい雰囲気はGOOD。この先とんでも無いものを見せられそうな、不気味なタッチの画の連続はかなり引き込まれた!!

……しかし個人的にはそこからは平行線。
前評判ではどえらい演出目白押しとかなり期待値が上がるレビューが散見されたため、かなり身構えていたが案外予想の範疇内。むしろレベル低い?


カンヌで大絶賛されたとの本作。マジで評価されてる点教えて欲しいわぁ〜。随所に超意味深なショットが差し込まれるが、抽象的な芸術的観点に乏しい自分にとっては イミフな場面でしか無かった。


とは言うものの、本気でキモいシーンもあるのはありました。笑 隣に座ってた人は終始俯いてました。あと観てる途中「なんで自分この映画金出して観てんねやろう…」と複雑な気持ちになります。笑


正直もっと振り切ってエグくして欲しかったかな!

あとあんな学校に送り出す両親が1番どうかしてる…
そして劇場がわりと混んでたのもどうかしてる………