「水着ギャルが車を洗うだけの映画か…。なめてんのか」そう思う輩も少なくないだろう。こちらの作品あなどることなかれ「ビジネスサクセスストーリー」としても楽しめる一面が無いとも言えなくも無い。
大学は落第寸前、バイトもクビとなり家賃の支払いもままならない自堕落な大学生ジャック。彼がひょんなことから洗車場を経営することに...。ヤクザの地上げ、立ち上げメンバーとの経営方針の意見の食い違い、父親や教授からの非難など、数々の試練を乗り越え仲間たちと結束。事業をなんとか成功へと導く様子が描かれたポジティブ青春・コメディ。それが、本作「ビキニ・カー・ウォッシュ」だ。
ここまで言っておいて、言い出しづらいことだがここまでこの文章を読んでくれたあなたに感謝を込め、あえて伝えよう。この作品、ストーリー展開はあくまでも「セクシー洗車シーンの邪魔にならない程度にあるだけ」なので、画面を真剣に観ている必要は全くもって無い。まさに『流し観に丁度いい良作』となっているので、是非気楽な気持ちでチャンネルを合わせてくれ。心の準備？必要な～い。
ちなみに私もアメリカで10代の頃友達皆でなんとかランドに行くためにお金を貯めようということになり、ビキニ・カー・ウォッシュを経験。「ついでに、レモネードもいかがです？」何杯も甘ったるいジュースを蓋なしの紙コップで販売したのは、何億光年も前の話し。帰路でこぼしてシートがベタベタになった親父たち、この場を借りて謝ろう。すまなかった...。
