ポンサ

シュガー・ラッシュ:オンラインのポンサのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

同じ監督でもこういうことが起き得るのかと驚いた作品。前作で設定された価値観を完全否定していて怖かった。

色々おかしい中でも特に変なのは、前作で絶対的な悪行として定義されていた「ターボ」とほとんど同じ行為をヴァネロペが行う結末。
ヴァネロペは一応両ゲーム側の了承を得ていて、移籍先のゲーム内で好き勝手するつもりも無いっていう違いはあるものの、本来「シュガーラッシュ」側にとってみたら、一番の人気キャラが使えなくなるっていうバグを抱えてこれから稼働しなければならないわけで、それって大問題だと思う。
作中では「レーサーは他にもいるんだから大丈夫だよ」みたいな発言で、その辺の問題を処理したような形をとってたけど、大丈夫かどうかはヴァネロペじゃなくてプレイヤーが決めることだと思う。

作品のメッセージ自体は否定すべきじゃない価値観だけど、「元の居場所から旅立つ=仲間の死」っていう世界観が設定されているシュガーラッシュでは扱っちゃいけないものだったと思う。

それこそ前作の存在を抹消して面白さを作ってるっていう、「この映画自体がターボ」みたいな印象を受けました
ポンサ

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