このレビューはネタバレを含みます
物語の冒頭、ラルフとヴァネロペがインターネットの世界に行くことになったきっかけの事件になんだかモヤモヤ。見進めていくとヴァネロペの自分勝手な行動に更にモヤモヤ。完全にラルフ視点で観ていたのだなぁと途中で気づきました。
後半部分に入るまでモヤモヤして見ていましたが、ディズニープリンセスやマーベルのキャラクターが出てきたあたりからテンションが上がり(私の大好きなベイマックスとズートピアのニックとガーディアンのロケットが!!!)物語のモヤモヤは気にならなくなりました(単純)
そして意外にも後半はヴァネロペの心境で観ており、ラルフの行動にん?と思ったり。エンディングは個人的には納得がいくものでしたが、もしかするとハッピーエンドには感じなかった方もいるのかも。
2人は別々の人生を歩んでいくけれど、決してそれはバッドエンドではなく、かといって昔々のおとぎ話のハッピーエンドとも違う。単純に世の中の求めるものが「お姫様は王子様と結婚してめでたしめでたし」って価値観じゃなくなってきてるのかなぁ、と。
ラルフとヴァネロペは恋仲ではなく親友という立場だけれど、お互いがお互いを大切にしていたという意味では、恋人や家族と変わらない想いや絆があったと思います。それぞれがそれぞれに依存することなく、楽しい人生を歩んでいきましょう、ということで終わったラストに、私は清々しさを感じました。
なにより映像が綺麗でキャラクターが可愛い。知ってる企業(Google、Amazon、楽天とか)が随所に出てくるので面白いです。前作に続いて吹き替え版を鑑賞しましたが、HIKAKINさんが出演していてびっくりしました。細かい設定を現実世界のものとリンクしてるからよりリアルに感じられるのかも。
個人的なお気に入りシーンはプリンセス達がダラダラ女子トークしてるところです笑
また何度か見返したくなる作品が増えました。シュガーラッシュ大好き!