松竹が全身全霊でるろ剣を目指した結果。
んん〜〜〜〜残念…
どうして？？？まぁ既にるろ剣という名作があるのにるろ剣を目指した時点で間違っていたのだけれど、それにしても作りがちゃちいし映画を引き締める魅力ある脇役みたいな人が見当たらないんですよね。
また主演の福士蒼汰君の中二臭さに耐えられない。けどこれは6割くらい、彼のせいではない。致命的に彼に似合わない役を持ってきてしまった事務所のせい。
往年のキムタクのような「俺チャラ男、俺異端、俺仕事人」みたいな役が似合わないんですよ、見てて辛いほどに。図書館戦争の時のような静かな役の方が似合うんだ、必ずしも役の幅を広げることが大事とも言い切れずこの役ならこの人！って言ってもらえる役者になるのも大切だと心から伝えたい。何様って感じですけどね！！！
あと古川雄輝さん、顔のコンディションが悪くて残念。いつもはもっと美しいのに体調が悪かったのか、衣装メイクの問題なのか。
テンポが良すぎて頭に何にも入ってこないし登場人物に推しメンが出来ない。やはりきちんと作って連作にしないとこういうスケールの映画は難しいですね。かといって売れる確証がなければ連作の予算でないでしょうし。
その中で中山優馬さんはこの作品の中で1番ハマってました。文句なくカッコいいし可愛い。ファンは見て損なしではないでしょうか。次に東山さん。これは上記の「この役ならこの人」型を突き詰めた成功例です。そのまんま東山。それがカッコいい。
監獄ロケの殆どが大谷採掘場丸出しで、大谷のPVレベル。ここもるろ剣リスペクトなのかもしれません。大谷行ってから見ると「あ、ここ行ったー！」という楽しみ方ができると思いますのでぜひ。
あと音楽はおしゃれ。るろ剣がワールドワイドに活躍する英語歌詞で攻めるならこちらは曲調ジャパモダンなハイカラ風味で攻めるかって感じ。まぁサカナクションオシャレですよね。
