黒井

監禁村の黒井のレビュー・感想・評価

監禁村(2013年製作の映画)
2.0
タイトルからは「旅行で片田舎にやって来た男女がその村の危ない人間たちに捕まってひどい目に遭う」というような内容が想像されますが、全く監禁要素はありませんし大してひどい目にも遭いません。
実際の内容としては旅行で片田舎にやって来た男女が変人の開発した超狂犬病ウイルスに冒された人間に襲われるというものです。
血なまぐさい映画を期待しているとさっぱり物足りず、監禁されて責め抜かれるみたいなシーンを求めて鑑賞するとそもそもそんなシーンは無いので騙された気持ちになるでしょう。ではこの映画に何を期待して見ればよいのかというと、何も期待しないで見るのが良いと思います。
ただ、唯一良いところをあげるなら、映画の半分くらいを占める登場人物達の人間関係でしょうか。こういう映画では人間の交流が無意味な添え物か単なる時間稼ぎに終わっていることが多いですが、本作では多少なりとも意味を持たせてあるなという印象です。
よほど暇か人生を無駄にしたいというのであれば見てもいいのではないでしょうか。
黒井

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