レビュー300本目！！🎉
記念すべき作品は映画館で「ナラタージュ」
親友だった友達の転校によって、学校生活に孤独を感じていた高校生の泉。そんな泉に声を掛け、演劇部に誘ってくれた葉山先生。泉は放課後になると葉山先生の元を訪ねては毎日長話をして帰るようになる。がそれと同時に泉の葉山先生への想いも募っていく。葉山先生に想いを告げようとするも、葉山先生も心に大きな傷を抱え、泉をそのような目では見ていなかった。
大学2年生になり、泉に葉山先生から突然の電話がかかってくるー。
原作は未読。
めちゃめちゃ好きな作品だ。終始落ち着いた独特な雰囲気を醸し出している。本来なら退屈に感じるところ、そう感じさせず最後まで飽きさせない。それが行定監督。ほんとに素晴らしかった。この監督にしか出せない雰囲気がすごく好きだ。(素人が上からすいません。。)
高校生、大学生、社会人の３つの時系列が交錯しながら話が進んでいくが内容が自然に入ってくる。とても綺麗。奥行きでピントをずらし焦点を変える撮り方もすごく好きだ。ひとつひとつの構図に細かな情報が張り巡らされていて、画で伝えてくる感じがとても心地よい。ひとつひとつの画がすごく考えられていると感じた。そして1番好きなのは、その時にしかきっと出せないであろう近接で撮る”表情”。素晴らしすぎる。(また何もわかんないのに素人が上からすいません。。)
ほんとはもっとスコアをあげたい！最後の砂浜で終わっていたら4.5以上は確実にいっていた！というか終わると思った。なぜ家に行った？なぜあんな事した？その理由が全く理解できない。(ひっこめよ素人。)
今までと違うクズ男の坂口健太郎も良かった。
社会人の泉が懐中時計を動かした時の音が泉が前に進めたサインのような気がして余韻の残る気持ちの良い終わり方だった。
