平凡Punchら

ギフト 僕がきみに残せるものの平凡Punchらのレビュー・感想・評価

5.0
『白旗は掲げない』
肉体的な限界による最後の選択。人の心の中は分からないので、どの様な気持ちで[それを]選択したのかは誰も分からないが、結果としてそれは白旗を掲げないという選択肢になった。

本人の言った『これは映画ではなく、人生の記録だ』という言葉に嘘偽りはない。
誰かの手による恣意的な編集も行われているとは思うが、それでもかなり平等に編集してあると思う。

本気の弱音と本気の決意。
観る側を気持ちよくする展開などなく、人間の弱さと強さを知らしめられる。

ヒーローであった自分との葛藤、病気に関係無くその部分だけでも大いに考えさせられる。

これはALS関係無く沢山の人に観て欲しい一本。
全編暗い話ではないし、とにかく人の強さを知る事が出来る一本、これはドキュメンタリーにしか出来ない事でしょう。


本当に観れる機会があるのであれば絶対に観た方がいい、そんな映画である事は間違いないよ。
平凡Punchら

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