弥太郎

サバイバルファミリーの弥太郎のレビュー・感想・評価

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)
3.1
ある日電気がなくなったら。

感動ポルノ改め、依存社会ポルノ
とばかりに、エネルギーがなかったら何も出来ない現代社会を描いている。人って意外としぶとく優しいと思うんですが、この映画はとにかく現代社会に生きる人々の無力さを全面に出している。

例えば、交通網が壊滅状態に陥り人々が暴動を起こしたり、人から物を盗む等のシーンがある。
実際、東北大震災では、起こりうる↑の状況が起きず世界から賞賛された事実がある。

まあ、そんなことをさておいても残念なのが、予算の都合だろう。露骨にエキストラが減っていき壮大な物語なはずなのに後半は寂しい絵面に。

他、道路にゴミ袋置けばいいんだろ感、綺麗すぎる役者(ヒゲくらい生やそう…)、妹のダサすぎる服装(スタイリングさん、今のjkはめちゃくちゃおしゃれだよ…)
全然壊れない自転車、他複数。

素直に物語として観れればいいのですが、色々考えてしまい楽しめませんでした。

この監督には、空港、学校、部活といった狭い空間の映画の方が向いていると思いました。

2017/130
弥太郎

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