記憶にある限り、菅田将暉くんの初印象は「そこのみにて光輝く」での弟役のとき。あ、この子目がやばいわいっちゃってるわ、完全にDQNじゃん、という感想だった。この作品を観て自然とそのことを思い出した。
新司の行き場のない怒りや孤独や悲しみの境遇に所以するネガティブエネルギーと、兄貴〜!とか愛とか頑張る!とかサラっと言っちゃえる元来の陽キャ性から生まれるポジティブエネルギーと、とにかくエネルギーの塊みたいなキャラクターで、引き込まれていたら2時間半なんてあっという間。
オーシャン最高!ユースケも最高だったよ!!(建二については後半のインパクトが強すぎて前半では語れない )
補足として、いかにも寺山修司っぽい自殺クラブについては、この映画の世界線のマクロとミクロで見せ方の対比ということ以外よくわかんないのだけど、私は寺山修司は何読んでもさっぱりわかんないので、そういうものとあっさり割り切れるのである