あゝ、荒野 前篇の作品情報・感想・評価

あゝ、荒野 前篇2017年製作の映画)

上映日:2017年10月07日

製作国:

上映時間:157分

4.0

あらすじ

荒野ーそこは荒れ果てた地か、希望に満ちた場所なのか。これは、二人の男の運命の物語。 ふとしたきっかけで出会った新次とバリカン。見た目も性格も対照的、だがともに孤独な二人は、ジムのトレーナー・片目とプロボクサーを目指す。おたがいを想う深い絆と友情を育み、それぞれが愛を見つけ、自分を変えようと成長していく彼らは、やがて逃れることのできないある宿命に直面する。幼い新次を捨てた母、バリカンに捨てられた…

荒野ーそこは荒れ果てた地か、希望に満ちた場所なのか。これは、二人の男の運命の物語。 ふとしたきっかけで出会った新次とバリカン。見た目も性格も対照的、だがともに孤独な二人は、ジムのトレーナー・片目とプロボクサーを目指す。おたがいを想う深い絆と友情を育み、それぞれが愛を見つけ、自分を変えようと成長していく彼らは、やがて逃れることのできないある宿命に直面する。幼い新次を捨てた母、バリカンに捨てられた父、過去を捨て新次を愛する芳子、社会を救おうとデモを繰り広げる大学生たち・・・2021年、ネオンの荒野・新宿で、もがきながらも心の空白を埋めようと生きる二人の男の絆と、彼らを取り巻く人々との人間模様を描く、せつなくも苛烈な刹那の青春物語。

「あゝ、荒野 前篇」に投稿された感想・評価

Margaret

Margaretの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ボックシングルに魅力を感じる。
二人の絆泣きたくなった!
菅田将暉の演技が好き!
ヤンさんも最高でした。
オリンピック後、近未来とも呼べない、身近な未来を舞台にしているため、リアリティを感じた。

ネタバレライン

自殺防止団体の話が、リングに立つ主人公のもう一面を映していると思う。この先の見えない世の中で、感じる無力さと孤独。これらが生み出す虚しさを発散することもできないままの日々は、彼を復讐の道へと導いた。

後編(分けて書くのが面倒なので

なんで死んだの⁈健二の死ぬ理由がわからない。こんな二人結末は嫌だ!涙が止まらなかった

他人事とは思えぬ預言のような映画でした!
<私的邦画三部作 破>
空を切るはずの拳は確実に獲物をヒットしていた。それは宴の後と言うべき2021年の東京では奇跡と呼ぶに相応しかった。

国の施政によって個々のエロス(生の衝動)は混迷を極め、タナトス(死の衝動)と睦まじく踊る。死は観念となり、その無機質さに耐えられず、露悪的な「サイケデリックな死の演出」(ボードリヤール)にはけ口を見出すも、ネット社会では情報の断片として演算処理されていく。相互監視(パノプティコン)のもと、安心安全のためだったモラルはその息苦しさに窒息する。

窃視も暴行も孤独が吐き出す膿に過ぎない。その隙間をセックスの「ニルヴァーナ原則」が強度に支配する。寂滅。草の根もないただの荒野。

新次(菅田将暉)、建二(ヤン・イクチュン)、ヨシコ(木下あかり)の飢餓感も黄金時代のそれに過ぎない。母と子がひとつであった記憶。胎内回帰。社会が合理化するほど、退行していく日陰の聖母子像。

それが希望かどうかは知らない。ただ相手を殴ることで、自らの過去も怒りも相殺していく。打ちのめしたのは憎むべき己の負だ。

「殺してやるからなあああ!」十全たるエロスが発揮される時こそ命は最も輝く。勝利したのは青臭い哲学ではなく、物言わぬ肉体だ。殴るべき目標も方法も分からない時代に新次の狂犬のような叫びが落涙を誘う。

「あゝ」なんて感嘆詞、ひとつでいい。
taka

takaの感想・評価

4.0
性描写からいる人間までとても生臭さのような臭さがあって生きる事の辛さを自分の代わりに叫んでくれているように感じてしまう。あー後編も観よう
johnnie0

johnnie0の感想・評価

4.1
なるほどなぁ、思いのほか早く終わったように感じたけど三時間近くあるんやなぁ。
空気感が寺山修司。
全体的に人物に感情移入しやすかったのかな。面白かった。
ReN

ReNの感想・評価

4.1
U-NEXTにて鑑賞したが、Blu-rayにて再鑑賞。

当時のATG(アートシアターギルド)作品のような作品で、近年の邦画では間違いなく傑作だと思う。
現代の邦画では描かれなかった商法で手がかけれており人間における生と死、肉体の破壊や血と骨、それを生々しくギュッと濃縮されて詰め込まれたドラマ。
久々に骨のある邦画を見た気がする。

が、菅田将暉は好きではない。
martha

marthaの感想・評価

4.5

「すいません」の数を数える。夢でも、起きていても、殴られながらも、「すいません」を繰り返す。そんな人生は肩へ沈みこみ脇腹へ食い込み、足の裏にめり込む。透明な、湧き水みたいな男を前にして、自分の周りだけが淀む原因を探ろうとしても、それを鉛筆で撫で、殴って殴って抱きしめても声だけは出ず。声だけは出てくれず。

どうせなら、この男と一緒に声を出して泣きたい。背中に汗を垂らし、血塗れになりながら泣きたい。結末は知っていても負けるなと叫びたい。何故なら彼が画面の中で、皆の代わりに泣いてくれるから。生きるのは怖いと叫んでくれるから。



tumblrより
takandro

takandroの感想・評価

3.7
宮崎映画祭
これ、U-NEXT配信で十分。ほんとテレビドラマじゃん。ダメな所多すぎてキリがない。最初の20分くらいして異変に気付いた。
だんご

だんごの感想・評価

3.9
生と死と血と強烈に生々しく感じた。

ヤン・イクチュンの演技がとても良い。
miru

miruの感想・評価

3.8
ストーリーとしては 寺山修司を意識しすぎてか よくわからないシーンが多くあった。変に現代に時代変更するから まとまりが悪かった。無駄な性描写が多いのが菅田将暉のファン受けを狙っていたようで気になった。
Wキャストの演技は最高。菅田将暉は実力派というに相応しい映画。ヤンイクチュンは韓国ではどちらかというと不良寄りの役が多いように思うが、今作では真逆の役を見事に演じていた。二方とも魅入る演技であった。
後半が気になるラストの演出が良かった。
鹿松

鹿松の感想・評価

4.0
全体的な雰囲気がいい、ユースケさんもデンデンさんもさほど臭く感じなくひたすら主人公二人に引き込まれました。キャスト凄く良く感じました。

珍しくハードなベッドシーンもあり蹴散らすのがいい、菅田将暉さんあっぱれ韓国のヤンイクチェンさん最初お笑い芸人の麒麟田村さんにしかみえなかったけれどはかりしれない演技に引き込まれてました。
前編が好きです。
>|