2017年5月27日公開。 監督は成島出。
原作は北川恵海の同名小説。
ブラック企業に勤めていて追い詰められ、飛び込み自殺しそうになったところを元同級生だという男に助けられるお話。
ブラック描写がリアルにエグくて、すごく上手いと思う。 あの怒鳴り散らしてる部長は、早めに撲殺されてほしい。 でもあんなクソみたいな仕事して毎日怒鳴りまくってて、幸せな生き方じゃないと思うから、あのおっさんも憐れです。 社会に出て働くって、本当に大変ですよね。
元同級生だと名乗った男と付き合ううちに元気を取り戻すのだが、その男が同級生じゃないと判明して・・・といったストーリー。
ダメな会社に追い詰められて廃人寸前な主人公を、色々励ます男がいい奴すぎて心が洗われるようだった。 その男に促されてそれまで邪険にしていた両親の元を訪れ、あやまるシーンで号泣しました。 母親と息子ネタには弱いです。 しかし両親ともいい人だし、とくに母の愛がヤバいです。
終盤の展開はなんかグダグダだし、もうちょっと他にあっただろうと思わなくもないが、こういった作品でブラック企業が社会から排除されたり、そんな会社やめればいいんだという風潮が少しでもひろまればいいと思う。
日本はなかなかいい国だけど、もっとみんなが幸せを感じながら暮らせる国になったらいいなと思います。