この作品?を見たら誰もが思うでしょう、江面貴亮さんあんた素人か?
廃墟か廃ビルか、何もない部屋で床に固定された椅子に後ろ手に縛られた状態で座らされた8人の男女(ひとりは死体)、「クエスチョンマスター」を名乗る男が各々に質問をしていき、ウソをつかない時間内に答えるという「ルール」を破ると死ぬというお話
そしてここからはこの作品?がいかにスカスカのカスなのかを力説するわけですが、まずこのゲームには目的も報酬もありません
通常こういったゲームでは、最後のひとりまで生き残るかゲームを全てクリアすることで目もくらむような報酬を手にすることを目的とするわけですが、そういったことは一切説明がありませんし、誰もそこをつっこみません
「ルール」を破る人が出たらクエスチョンマスターが「ルールが破られました」と言い、電気がすべて消え、再び点灯したときにはすでに死んでいるため殺されるシーンはありません
さらにひとり減るごとに円状に並べられた8人のイスが少しずつ前に移動し円が狭まるのですが、その理由が語られることはありません
さらにさらに終盤あらかたの参加者が死んでしまいますが、アップで映された死体が皆普通に呼吸をしています
ちなみに序盤でクエスチョンマスターが参加者全員に名前や生年月日、職業を答えさせるシーンがありますが、バカ丁寧に7人全員やるため非常に時間がかかります
しかもわざわざ回答をテロップにしていますがその内容は一切関係なく、名前ですら各イスに割り振られたA~Hの番号で呼ばれます、つまり合コンあるいは婚活のような自己紹介タイムはまるでムダということです
そして一番の問題は、クエスチョンマスターが答えにくい答えたくない質問をすることでしかストーリーが進行しないのにも関わらず、ボソボソ声と反響音のせいでクエスチョンマスターが何を話しているのか全くわからないことにあります
登場人物全員に演技力などというものはありませんし、死体のフリもできない
このゲームの目的などというものも見えず、復讐なのか制裁なのかあるいは快楽・遊興の類なのかもわからない
とりあえず人前に出すようなものではないことだけは断言できます