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虹に向かってのYKのレビュー・感想・評価

虹に向かって(1977年製作の映画)
3.5
極めて王道な物語。崖で断絶されている2つの村があり、川の向こうの若者に恋をする。橋を架けるには人もお金も時間もかかったが、出来上がった橋は2人を結び、村を繋いだ。つまり感動的。だが、おもしろいかは正直疑問。ナレーションはすばらしい。画面も川本喜八郎とはまた違った雰囲気。やけに耳に残るあの挿入歌は、しんみりくるが笑ってしまいそうにもなった。総じて風格はある一方、ありきたり感も。ただ、ラストの橋の姿には、これまでの時間と労力に適った説得力があった。
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