きゆ

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのきゆのレビュー・感想・評価

-
詩集の映画化?と、チラシを見たときに気になっていました。
しかも、ファンである松田龍平、市川実日子が出演されているので、観る機会を試写会で頂けて幸いでした。

登場人物と年代がおそらく近いこと、不安定な状況に不安を感じていることから、特に前半は同調してしまいしばらく息が詰まり続ける感覚でした。
主人公の美香が語る詩の言葉は、読んだことのない詩集の雰囲気を映像も含めて汲み取らせてくれて、映像と詩集のそれぞれを各々の解釈ができる形だと感じました。
現在感じている自分だけじゃなくて、大きく言えば世界的な不安を代弁してくれる映画じゃないかと思うので、若い人にこそ観て欲しいです。
幸せの形はわからないけれど、今目の前のあること、好きな人を握りしめて生きろ、というメッセージを感じました。
きゆ

きゆ