ともこ

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのともこのレビュー・感想・評価

3.0
詩集を元に作られてるだけあって、混沌とした東京での生き方を繊細に表現されていて、映像も美しかった。
本を読んでいるみたいな映画。

東京生まれ東京育ちなので、東京特有の孤独感や虚無感、冷たさみたいなのをあまり感じた事はないけれど、東京がひとつの大きな逃げ場になっている様な印象を深く感じた。

普通に生きてるだけなのに閉鎖感や生きづらさを感じるのは何も東京だからではないと、東京生まれ東京育ちは思うけどね。

池松壮亮の演技力とアート的に見せようとする映像で全体がふんわりまとまっていたので、1つでも違うと本当に退屈極まりない映画になっていたんだろうなと思う。

鑑賞のきっかけは
主題歌のThe Mirrazが好きだからって見たけれど、矢継ぎ早に言葉が紡がれるThe Mirrazの楽曲がこの映画の世界観に差し色の様に入って来てとても良かった。
まさか、The MirrazのNEW WORLDが今更映画主題歌に抜擢されるなんて。
The Mirrazと東京ってとんでもなく調和するんだなと思った。
歌詞をこれでもかと詰め込むThe Mirrazらしい楽曲は気持ちの吐露に似ているんだろうか。

これをきっかけにThe Mirrazの曲を聴く人が増えれば良いなぁと思ってる。
ともこ

ともこ