トノモトショウ

十三人の刺客のトノモトショウのレビュー・感想・評価

十三人の刺客(1963年製作の映画)
3.0
ラストの壮大な戦闘に至るまでの一連の流れが冗長で、肝心な戦闘も迫力に欠ける。ちまちまとした動きの中で役者陣の円熟した演技は流石。片岡千恵蔵の迫力・アラカンの流れるような殺陣・西村晃の気概溢れる死に様など印象深い芝居の宝庫。リメイク版の方がもちろん派手さもありエンターテイメント性に長けてはいるが、この泥臭さこそチャンバラ映画の醍醐味という気もする。