ゆせぱん

ドリームのゆせぱんのレビュー・感想・評価

ドリーム(2016年製作の映画)
5.0
文句なしの満点、いやもう個人的には5以上付けたいぐらいの作品でした。

正直、人種差別問題が根深いと言葉で聴いたり、ニュースで事件が起こったと知っても具体的にどんなものか想像できなかったので、映画の内容は衝撃的でした。

「COLORED」とラベルが貼られた黒人専用のトイレ、ポット、水飲み器、そんなのがあちこちに置いてあり、そのことになんの疑いもなく、そして黒人ということでなんの躊躇もなく軽蔑する。
さらに女性ということで軽視する場面も多々あり、正直どんなグロテスク映画よりも目を伏せたくなるような酷い自然的な差別でした。
同じ黒人の男性からも差別されてしまうシーンまであって、凄い境遇に生きていた人がいるんだなと…。

それでも前に進み続けたキャサリン、ドロシー、メアリーの逞しさや賢さ、根性に心動かされました。
どこまで行っても強く、優しく、誠実で、信念がある。
どんな褒め言葉も足らないぐらいに素晴らしい人達。
演じた3人も同じく最高ですぜ…!

ビッグバンセオリーにハマってジムパーソンズも観たくて鑑賞しましたが、なんだか最初は違和感でしたが、段々と自然に受け入れていました。
やっぱすげえ。

小難しい計算式の話については理解が及びませんでしたが、有人ロケットの打ち上げへのロマンは全く興味のなかった僕でもものすごく興奮しました。
レンタル始まったらまた観よう。

原題がHidden Figuresなのに何故安易な別の英語タイトルに変えたのかについては大いにツッコミ入れたいですがね…

おかげさまで「ドリーム キャスト」で調べるとゲーム機しか出てきません。
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