真矢

ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択の真矢のレビュー・感想・評価

3.5
この監督の2本目の視聴。
前作見たミシェル・ウィリアムズとの
コンビでこの映画にしました

良いですねー
ぜひミニシアターで見たい類の映画。

観終わった後、人の多いガヤガヤした
ショッピングモールで現実に戻るより
人気から離れた所に建ってるミニシアターで
見終わり静かに日常に溶け込んで戻りたい

4人の女性の話しだけど
どの女性も現状に不満があるけど
それが日常になりすぎていて
そのまま生活している印象を受ける

やはり3つ目のエピソードが印象に残る

弁護士女先生、そりゃ
毎日片道車で4時間かけてなんて通えない。
東京→名古屋を高速道路で通ってるようなもの。
旅行してる感覚

牧場で働いた経験があるんですが、生き物
扱ってると365日ホント休みがないんですよね。
そんな非日常体験の夜間授業の潜り込み

偶然と偶然が重なった出会い。もはや奇跡
牧場女からすれば、何故別に仕事あるのに
わざわざと…
本職に満足してたら来ないですからね
先生の素性が気になってしまうのも分かります

牧場女は牧場での生活が人脈の全てで
女弁護士は他に掛け持ちしてる
仕事(人との関わり)のうちの1つだから
他人への温度差があるのも現実感あった
帰り道に死ななくて良かった

4人の女性の日常を描いてるから
サラッと見流しでも見れそうだけど
作品に入り込んで観ていると、
親近感を抱く不思議な映画だと思う

そんな意味でも良い映画

後で分かったけど、牧場女は今公開中の
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」の
ディカプリオの奥さんだった人なんですね
真矢

真矢