面白くなれる設定を尽くつまらなくさせ、さらには前提さえも崩壊させて「何だったんだ、この茶番……」という疲労を覚える作品。ダメな要素を挙げて、どうしたら良くなったかをディベートする題材としては優秀かもしれない。
駆け引きもクソもないゲームシステムと失った知性により、非常にスピーディーに減っていく20人のデスゲーム参加者の皆さん。だから暴力禁止だって何回言ったら学習するんだ……。
世紀の姉妹対決みたいなことをやるも、前回敗者の姉は見せ場の１つもなく驚くほど無意味に死ぬ。ラスボス感0だし、衝撃の展開でも何でもなくて疑問しか出ない。
後半になって設定を壊してくるのは脚本飽きたのか。締め切りキツかったのか。でもここまで崩壊させるってことは、むしろ監督に対する嫌がらせか何かでは？ 巻き込まれる視聴者のことを考えてどうぞ。
いろんな限界地下アイドルを再現しているという点では学術資料的価値がある一本かもしれない
