大倉

否定と肯定の大倉のレビュー・感想・評価

否定と肯定(2016年製作の映画)
3.7
双方が本気で信じてることを法廷で争って第三者に判断されるなんてナンセンスだろとずっと思ってたけど、前提から間違ってたみたい。。
法廷で裁こうとしていたのは彼が「否認(denial)」(= 自分が信じたいことを信じるために目の前に完全な事実があってもそれを否定する)しているかどうか。
相手のそれを認めさせることが歴史戦における勝利だそうです(by町山氏)

ある人が反ユダヤ主義でかつ急進主義だった場合、心からユダヤ主義者になることができるだろうか
人が見解を示すのはそれが自分の考えだからですね?
ただ、こう考えられるのでは?
反ユダヤ主義は彼の信条ではなく資料改竄の行為と関係ないのではと
彼は信じ込んでいるだけかも
↑裁判官の言葉禿同だったけどこれを崩せるかの映画だったっぽい

紙コップで乾杯してるのがアツい
大倉

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