わだげんた

連続暴姦のわだげんたのレビュー・感想・評価

連続暴姦(1983年製作の映画)
2.6
その昔、上板橋東映って劇場がありました。そこの支配人というのが業界のカリスマのような人で、プログラムの組み方にセンスがあって、繁華街から離れた立地にあるにも関わらず、結構なファンがいたとか。
イベントなんかも積極的にやってたようです。

いたとか、とか伝聞で書いてるのは、僕自身は行ったことない劇場だから。たまに映画関連の本読んでると、登場してくるんですよね。で、どんな劇場だったんだろうと思っていたら、この作品でがっつりそのお姿を拝めました。主要ロケ地。

大杉漣さん追悼特集3本立ての1本として観ました。滝田洋二郎監督作品。

漣さんは主役で、上板橋東映で映写技師として働く男として登場。
男は映写室から、上映中の映画を観てるとあることに気づきます。
『あれ? この映画、俺が女性を襲ったときのシチュエーションと全く一緒だ。しかも劇中のレイプ犯の太股にある入れ墨が俺のものと同じ。。。』。

誰が、なんのためにその映画を作ったのか。そのときに暴行した女は男が殺めてしまって、あの時のことを知るものはいないはずなのに。。。

それから男はこの映画を作った人を調べ始めます。そこで浮かび上がったのは。。。

ってお話。

普通にミステリー劇としてよく出来てて、普通に面白い。

この映画の漣さん、ギラギラしてて、凄くかっこ良かった。晩年の優しい目の漣さんとは全然違いました。

あと、今回の3本立ての全作品に出てた
織本かおるさんって女優さんが、とってもおきれいで気に入ってしまいましたf(^_^)
ちょっと調べて彼女の他の作品も観てみよう(*^^*)

3本立てのもう1本は
「新妻真昼の暴行」って作品でした。filmarksに登録なしなので記録としてここに。先ほどの織本かおるさんが出てくるのと、暴行魔役で大杉漣が出てるのが見どころ。
ストーリー的には暴行されて命を落とした妹の復讐をする姉、という話でしたが、ちょっといまいちでした。滝田洋二郎監督が助監督で参加。
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