日本映画界には今も昔もこういうアレな案件が存在する（とは言ってもフィルム撮影だしカメラマンは現三池組カメラマンの北さんだし、全然底辺ではないけど）。
ダサくてキモいオッサンが脳内で作り上げた非実在女子高生像がマジできつい。痴漢やレイプをギャグ的に軽く扱っていて最悪。オッサンがポップぶってるのがクソ醜悪でクソ寒くてクソ軽いクソな映画なんだけど、銃を近くで撃った後に耳鳴りで相手の声が聞こえない（から『は？なんて？？』と大声で訊き返す）とか、暗闇の室内の中で発砲したら跳弾で壁に弾が当たる度に一瞬明るくなるとか、エピローグの逮捕劇が車道上で大勢走りまくってやたらと大変な撮影をしてるとか、細かい所でたまに工夫してくるのがまたタチが悪い。
ただ撮影照明はちゃんとしてます・・北さんだからね・・あと小池栄子はこの頃から既に芝居ができている。ここからハリウッド映画まで這い上がった初音さん凄いな。
あの頃好きだった乙葉、最近も元気で幸せそうに活躍していてそれがとても喜ばしい。ちなみにこの映画の乙葉はキレると声にドスが効きまくるのが素敵です。
