mさんの映画レビュー・感想・評価

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2016年1月頭から観た順に登録していってます。

点数基準
5.0→完璧
4.9→滅茶苦茶素晴らしい大傑作
4.8→大傑作
4.7→傑作(大体ここが個人的な良い映画の基準)
4.4〜6→良作だけど少し惜しい
4.0〜4.3→佳作
3.5〜3.9→良い部分もあるが佳作未満
3.0〜3.4→凡作
2.0〜2.9→駄作
1.0〜1.9→最悪
無得点→良悪関係無く気分的に何となく点数を付けていない

映画(706)
ドラマ(32)

玉城ティナは夢想する(2017年製作の映画)

-

山戸結希×玉城ティナ。感覚的な言葉の1つ1つは興味深いし映像の魅力もあるのだけど、他の山戸作品と同じくこれらが噛み合わないまま怒涛の如く押し寄せてきて、混沌を形成している。それが山戸ファンにはたまらな>>続きを読む

スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

-

(「ダイ・ハード」+「タワーリング・インフェルノ」)×ロック様、というとても愉しげな方程式から導き出されたのは良くも悪くもゼロ年代ハリウッド映画という感じの作品だった。

とにかく脚本がガッバガバのユ
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.7

冒頭でプーさん達が楽しげに歌い踊っている姿が映し出されると、そのあまりの異様さに一瞬気が狂いそうになった。しかしプーさんとクリストファー・ロビンが2人で送別会を抜け出して歩き始めると言葉にできないエモ>>続きを読む

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

4.9

人情喜劇の一級品。矢場に集う人々の事がいつのまにやら愛おしく、別れ難くなってくる。

1935年の作品とはとても思えないスピーディなテンポが印象的。この時代でこんな事ができてたとは・・しかもこの時山中
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.8

全てにおいて圧倒的に巧い!まず脚本が猛烈に巧く、さらに演出・演技・撮影もハイレベル。

難民問題と過去の紛争、宗教や政治の様々な問題が2人の男の法廷劇の中に分かりやすく凝縮されている。尚且つ些細な所か
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.8

愛情なのか単なる性欲なのか、好きなのか嫌いなのか、復讐したいのかとっくに忘れてしまったのか、もうそんなのグチャグチャに全部混じり合ってしまって分からなくなっているグレーゾーンな人達のそのどうしようもな>>続きを読む

ザ・プレデター(2018年製作の映画)

4.8

おいおい凄い面白いやん!ますますRottenTomatoesが信じられなくなりました。‬

‪プレデターさんや音楽はザ80年代だけど、作品全体の超速リズム(やたら速い)や価値観、女性キャラの人物造形は
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.8

全体的に音楽を多用し過ぎている事、演出が所々甘い事、クライマックスの照明の転調演出が過剰である事(最近だと「累 かさね」もそうだったが何故決定的な瞬間を役者の芝居だけを信じて委ねられないのか)、主人公>>続きを読む

累 かさね(2018年製作の映画)

4.5

原作はかなり前に途中まで読んでいて、なんとなく途中で読むのを止めてしまったのだけど好きな作品だった。
自分が読んでいた部分の中でも最も好きだったのが今回映画化されているニナの部分で、このパートの中に物
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

4.7

冒頭は観ていてこれ大丈夫かなと不安になったのだが、ジェイソン・ステイサムが中国にやって来てからは一気に良くなってくる。

ステイサム扮する主人公がやさぐれてると思いきや案外清々しい良い奴で、女の子やル
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泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

4.8

豊田さんが将棋の映画を撮る。その出自を考えれば、遂にこの時が来たと言える企画。

いつもの豊田映画のソリッドさはこの映画には無い。しかしここにはこれまでの豊田映画では表面にはあまり出てこなかった、人間
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劇場版 フリクリ オルタナ(2018年製作の映画)

3.9

最初に言っておくと自分は前作「フリクリ」の大ファンなので、申し訳ないがこの作品を公平な視点で見る事は難しい。

まず驚いたのがこれが135分の長編映画ではなく、1話23分程のエピソードを6話ただ繋げた
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センセイ君主(2018年製作の映画)

4.7

これは拾い物!
冒頭シーンの浜辺美波の芝居のゴッリゴリなトーンとその後のすき家シーンで「この映画はこれくらいのコミカルさでテンポ良くゴリゴリ行くんでよろしく」と宣言してくれるので、こちらも「なるほど、
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

1.7

かなり厳しい映画だった。

オリジナルとの比較抜きで単独の映画としてキツかった所を挙げていくと、90年代J-POPの使い方が下手過ぎて原曲まで駄曲に思えてくるとか(初っ端の「LA・LA・LA LOVE
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.7

駄目なハリウッド映画の脚本の典型例で、『起承転結の全体を貫く綺麗なドラマの流れが作れなかったから、必然性の薄い目的を短いスパンで作り数珠繋ぎにする事でなんとか尺を稼いでる』という感が強い。前半〜中盤が>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

5.0

遂に遂に、濱口竜介監督が商業映画デビュー。「PASSION」の頃から観続けてきた身としては内心緊張したが、見事に変わらず素晴らしい濱口映画で良かった。
観ている最中に濱口監督の5時間17分の大傑作「ハ
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シン・ジョーズ(2016年製作の映画)

-

便乗商売上等!
硬質な美しさの主人公レイチェル・ブルック・スミスが、ライフセーバーという設定に見合ってちゃんと腹筋がバッキバキに割れているのが良かった。どうやら普段から身体を鍛えている人らしく、常日頃
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恋の豚(2018年製作の映画)

4.8

女性映画(あえてこう書いてしまおう)の鬼才、城定秀夫監督最新作。とってもふくよかなデリヘル嬢と、彼女が拾った妙に優しいヒモ男の一夏の終わりと始まりのお話。「わたしはわたし」に続き傑作です。

主人公の
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.8

冒頭、自宅での主人公の行動やモノローグによって彼の人並外れた生真面目さと勤勉さを印象付ける一方で、彼が初めてペンギンを目視した途端に車に構わず道路横断して一目散に歩み寄る(おまけにわざわざ免罪符的に手>>続きを読む

検察側の罪人(2018年製作の映画)

4.8

ザ・原田眞人映画である。木村拓哉と二宮和也というジャニーズの大スターコンビを迎えてもなお、それが何ひとつ変わらなかったのが素晴らしかった。


映画には作品それぞれのリアリティラインがあって、例えば「
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菊とギロチン(2016年製作の映画)

4.7

今、まさに今、日本で作られるべきだった作品。大正末期と今の日本の不穏さがぴたりと重なり、舞台は大正だが間違いなく『今』の映画だった。女性力士達とアナキスト達の刹那に交差する人生、作品全体に渦巻く熱気を>>続きを読む

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.8

14年前に作られた前作のラストシーンからそのまま直結して今回の物語が始まるが、映画の中の価値観はしっかりと14年後の今に向けてアップデートされている事に驚いた。現在のディズニーらしい映画だと思う。>>続きを読む

バオ(2018年製作の映画)

4.7

『子供はあっという間に育つ』という事のメタファー。料理の凄まじいシズル感と料理を作る指先の動きに宿る母の愛。

あの派手めな彼女が決して軽んじられなかった事が良かった。

Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

4.8

明朗快活な大傑作!ブラッド・バード監督の手腕が全編冴える。

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ワンオペ育児のリアルな辛さを畳み掛けるようなリズムで身をもって観客に体感させる序盤で一気に心掴まれる。かつての友人の一瞬の憐れみの視線もしんどい。

途中で何となく勘づきはするが結局彼女を救うのは(若
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銀魂(2017年製作の映画)

-

家でゴロゴロしながらテレ東でながら観すると丁度良い感じ、まさにそういう感じ。作ってる側もそこそこ真面目にそういう出来を意図して作ってるので、別にこちらがクソ真面目にどうのこうの言うのも御門違いだと思う>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.9

そう、ヘレン・ガーリー・ブラウンの言う通り『悪い女の子はどこにでも行ける』のだ。ありとあらゆる面で最高の映画です。ありがとうございました。

前オーシャンズ・シリーズ全てを軽く凌駕する素晴らしさ。「オ
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

-

主人公の切実な痛みが実感を伴ってひしひしと伝わってくるし、マジック・リアリズム的表現も美しい。
ただ、トランスジェンダーの人々が日々受ける苦しみを一本の映画の中に詰め込みすぎたとも思う。その象徴である
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茄子 アンダルシアの夏(2003年製作の映画)

4.8

自転車レースと人間模様を活写したジブリの素晴らしい中編。黒田硫黄原作だけど、絵柄は完全にジブリ仕様にカスタマイズされている。

映画の開始時点で既にレースは幕を開けていて、主人公と兄&兄嫁のドラマも既
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ベルリン・シンドローム(2017年製作の映画)

4.7

パッケージの感じからしてありがちな監禁スリラーかと思いきや、硬派な作品を手掛けてきたケイト・ショートランド監督の作品なのでその手の物とは全く違う。

ロマンチックな恋の空気感からいつの間にか監禁状態に
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

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ヨルゴス監督のこれまでの「籠の中の乙女」や「ロブスター」が大衆向け映画に見えてくるような怪作。独特さがクセになりそうだけど、映像や音楽のギミックをやり過ぎていて思わせぶりさだけが悪目立ちして、散漫にな>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

4.8

ハネケ監督で題名が「ハッピーエンド」なんてどう考えても最悪な事にしかならないし実際皮肉なラストを迎えるが、この映画から感じるのはむしろこれまでのハネケ映画よりも人間に優しいという事だった。
主人公一家
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いま、輝くときに(2013年製作の映画)

4.7

マイルズ・テラーとシャイリーン・ウッドリー、さらにブリー・ラーソンとブレイク前夜の若手俳優陣が顔を揃えた5年前の作品。
脇を固める役者も通好みな面々で濃い。主人公の姉役の女優さんは個人的に好きなので良
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イングリッド ネットストーカーの女(2017年製作の映画)

4.7

孤独と介護で心を病み、SNSにしかすがる所の無い女性の切実さが観ていて辛い。主人公以外の周りの人々も、皆どこかで逃れられない枠組みに囚われている。SNS時代を冷静に見つめた作品だった。
ある意味ハッピ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.9

「ボーダーライン」や「最後の追跡」といった異様な力漲る傑作の脚本を手掛けてきた脚本家テイラー・シェリダンの監督デビュー作。
これまでの彼の脚本を監督してきたドゥニ・ヴィルヌーブやデヴィッド・マッケンジ
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ランデヴー(1976年製作の映画)

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「男と女」のクロード・ルルーシュ監督による実験的な短編。
早朝のパリの街角を猛スピードで駆け抜ける車の主観視点。台詞も無く人の顔も映らず、ひたすら車が街を疾る。
明らかにゲリラ撮影で法律を無視した速度
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