mさんの映画レビュー・感想・評価

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2016年1月頭から観た順に登録していってます。

点数基準
5.0→完璧
4.9→滅茶苦茶素晴らしい大傑作
4.8→大傑作
4.7→傑作(大体ここが個人的な良い映画の基準)
4.4〜6→良作だけど少し惜しい
4.0〜4.3→佳作
3.5〜3.9→良い部分もあるが佳作未満
3.0〜3.4→凡作
2.0〜2.9→駄作
1.0〜1.9→最悪
無得点→良悪関係無く気分的に何となく点数を付けていない

映画(753)
ドラマ(36)

踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!(2010年製作の映画)

1.2

そういえばこんな感じのものが持て囃された時代があったな、と思い出す。でもこの3作目は明らかに公開当時の時点でもう既に古かったよね。
映画版1作目だってもう少しまともな脚本だったはず(演出はずっとこんな
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来る(2018年製作の映画)

4.9

まず大事な事を記しておくと、これはホラー映画ではない。心霊ホラーを期待すると肩透かしを食らう。
それでも、この映画は圧倒的に面白くて素晴らしい。ジャンル映画のフォーマットに意識を取られるとこの映画の真
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

4.7

西部の広大な大地では人の生も死も愛も運命もちっぽけなもの、という事をユーモアと皮肉を交えて紡いでいく久々にキレの良いコーエン兄弟映画。撮影も素晴らしい。多彩なエピソードの中でも個人的には軽やかなバイオ>>続きを読む

カムガール(2018年製作の映画)

4.7

女の子の承認欲求、男の孤独と気持ち悪さ、そして新しいビジネスモデルが合わさって産まれた現代的な悪夢。
監督や脚本家の手腕は安定して冴えていて、アイデア一発で終わらずしっかりと観客を振り回すスリラーにな
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Munchausen(原題)(2013年製作の映画)

4.7

「ヘレディタリー 継承」のアリ・アスター監督によるサイレント短編。
学生時代の「The strange thing about the Johnsons」、最新作「ヘレディタリー」と同じく、テーマにな
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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

4.8

「ヘレディタリー 継承」のアリ・アスター監督、映画学校時代の作品。

今作を観てよく分かったのが、アリ監督にとっての本当の恐怖は家族という逃れられない関係の中で生じる悪夢のような感情のもつれ、家族とい
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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

4.8

傑作揃いの平成ガメラ三部作の中でも個人的にはこれが一番お気に入り。全編漂う世紀末感とテンポの良さ、前田愛の憎しみのドラマ&演技は今観ても充分素晴らしい。

生瀬勝久や仲間由紀恵ら豪華チョイ役陣を確認す
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へレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.8

全編に漂う尋常ならざる不穏さと驚愕の恐ろしい展開が滅法怖い、が、それ以上に映画話術が極上過ぎてとにかく映画として面白い。漲る緊張感にも痺れる。


この新星アリ・アスター監督の才能は本物。演出にも脚本
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

4.8

あの豊潤で素晴らしかった前作のドラマや世界が、あっという間に漆黒に塗り潰されていく様は心が痛い。

悪役の言動が実に現代的で、その悪意の巧みな拡散方法といい、心の弱い部分から黒く染まっていってしまう登
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お米とおっぱい。(2011年製作の映画)

1.3

いや、これはちょっと・・・


長過ぎて無駄で実の無さすぎる会話劇(その男子校的ノリを楽しんで下さいという事なのだろうけど)と小器用に伏線を回収して強引に『良い話』としてまとめる結末、演技や演出・脚本
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消えた16mmフィルム(2018年製作の映画)

4.7

初期衝動と弾けんばかりの表現欲に導かれた女の子達の行動を活写する前半は眩く愉しく、映画が潰えた後の彼女達の人生とジョージという男のミステリーを描いていく後半は苦く重い。

ぼんやりと明らかになっていく
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手遅れの過去(2015年製作の映画)

4.8

35mmフィルムで長回しできる限界ギリギリ、2000フィート巻き1ロール分丸ごと=約22分の長回しを5つのシークエンスで5回繰り返す、骨太な野心作。スプリットスクリーンになったり少し間で割ったりする所>>続きを読む

水戸黄門Z(2016年製作の映画)

-

おい何で今回は英語じゃないんだよ!と俺の中の「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」魂が言っています。

「サムライオペラ」の時より明らかに予算が増えていて、ガチで歌の上手い人やガチでアクションできる人も参
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サムライオペラ(2013年製作の映画)

-

自主映画で時代劇でミュージカルという試みに挑んだ志となんとかやり切った事は立派、クオリティがなかなか伴わないのは残念。越後屋のラップスキルはズバ抜けている。

歌は英語なのに台詞は日本語なのが気になる
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悪魔に呼ばれる前に(2018年製作の映画)

4.6

壮絶バイオレンス映画「シャドー・オブ・ナイト」の監督によるインドネシア産ホラー映画。
ホラー描写がサム・ライミ映画ばりのアッパーさ!悪魔が襲って来る度に演出・演技・撮影が「ザ・レイド」みたいなヤバいハ
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.9

一線越えた『あちら側』に対して最後まで何もできない健全で無力な女性主人公を配するというあざとい意図の構成やどこか俯瞰的な演出の視点のせいか、前作は正直良くも悪くも頭でっかちな作品だったと思う。それに対>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

-

まず最初にこの作品に対する自分の感想をまとめておくと、『感情を高揚させる良い映画だったけれど、かなり危うい部分がある』という感じです。

危うい部分と感じたのは、物語の中で明確に『悪役』を作っている事
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マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

-

ゴリゴリのサイケデリックなテイストを最初は愉しんでいたが、これがメリハリ無く全編一本調子過ぎるので次第に猛烈な眠気を誘ってくる。故ヨハン・ヨハンソンの音楽もまた同じで、眠気に拍車をかける。
謎の悪魔的
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Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

4.9

青春映画としての抜群の普遍性と愛らしさと切実さ、厳しさも描きつつ希望を真っ直ぐに提示する多様性への力強い前向きさ、脇役まで多面的な人物造形。青春映画の新たな金字塔。大傑作です。

死の谷間(2015年製作の映画)

4.5

ウブで敬虔なマーゴット、人間臭く悩み揺れ動くキウェテル、静かに不穏さを醸し出すクリスと俳優陣3人の演技が各々細やかで良い。
この3人の芝居に優れたスタッフ・ワーク、良いロケーションが加わって、見応えが
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一礼して、キス(2017年製作の映画)

4.4

他愛もない少女漫画映画と言えばそうなのだけど、演出や撮影が落ち着いた『映画』を作る事を志向しているお陰で凛とした佳作になっていると思う(ただし後述するけどかなりクセの強い部分がある)。


撮影が映画
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天使たちのビッチ・ナイト(2017年製作の映画)

4.7

映画界ではコメディ映画でひたすらゲスな事をやってる印象が強いけれど、ドラマ「レギオン」ではカリスマ性を大いに発揮している女優オーブリー・プラザのプロデュース&出演作品。

冒頭、メインタイトルの下に『
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インシディアス 最後の鍵(2018年製作の映画)

4.7

1.2作・序章とシリーズを重ねるにつれてチャームが増していった名キャラ・エリーズお婆ちゃんとナード・コンビが今回もチャーミングに活躍。

出る前の予感の怖さよりも予想外の所から飛び出す驚きに賭けた演出
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

4.7

序盤、主要登場人物達の登場の演出にちゃんとさり気なく一工夫してある時点でもう安心できる。主要人物達が集まり修道院に到着するまでの前半までは監督の演出力が発揮されていて、かなり良い調子。

物語が停滞し
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グッド・ライ いちばん優しい嘘(2014年製作の映画)

4.8

たまたま観たのだけど、シビアで切実な作品だった。前作に続いて、この監督はやはり良い。

タイトルの意味が明かされる切ないラストと、難民役の役者達の出自が明かされるエンドロールが強く心に刻まれる。

ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者(2016年製作の映画)

4.7

典型的なスリラーというかちょっとダークな「ホーム・アローン」かと思いきや実は全く違う形の「ホーム・アローン」で、事態は観客にとっても登場人物達にとっても予想外の方向へとあれよあれよという間に転がってい>>続きを読む

茄子 スーツケースの渡り鳥(2009年製作の映画)

4.8

「若おかみは小学生!」の高坂希太郎監督と当時まだ無名だった大泉洋主演による自転車レース映画の第2弾(実際はOVAだったらしいですが)。

圧倒的な疾走感と熱量、細やかな作画力は今回も健在。大泉洋も相変
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.9

ポスターやタイトルを見た時は正直「う〜ん・・」と思ってしまったのだけど、監督が「茄子 アンダルシアの夏」の高坂監督である事とSNSでの評判がやたら高かった事から、映画館に足を運んでみました。これは正解>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

2.5

まず『全く新しい映画体験』と宣伝されている全編PC画面という手法だけど、もう既に「ブラック・ハッカー」「アンフレンデッド」という2本の映画で先にやられている上に先行する2本と比べて今作は圧倒的に出来が>>続きを読む

ザ・ディザスター・アーティスト(原題)(2017年製作の映画)

4.9

アメリカ映画史に残る珍作映画「The Room」を撮ったヤツらの実録物語をジェームズ・フランコが監督・主演で映画化。共演はなんと弟デイヴ・フランコで、フランコ兄弟のブロマンスという一部界隈には最高の贈>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.8

まずタイトルが出る前の冒頭部分で、作品内の世界観、ルール、そしてこの映画の中ではどこまでの事が起こりうるかという事を提示する手際が的確で心掴まれた。
家族構成がこういう感じなので下手すると緊張感の無い
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人狼(2018年製作の映画)

4.7

原作映画は未見です。
韓国と北朝鮮が統一されていて、日本が軍備に走ってアジア間に緊張が生じている等、現在のアジア情勢を踏まえた近未来の設定はかなり的を射ていてリアリティがあり、舞台と時代の移植は上手く
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シャドー・オブ・ナイト(2018年製作の映画)

4.8

昨年の「ヘッド・ショット」と同じく「ザ・レイド」周辺のスタッフ・キャストが数多く参加した大熱狂活劇。これも全く正気ではないです。

普通の映画なら開始15〜20分くらいの所で来る物語の重要なポイントが
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アポストル 復讐の掟(2018年製作の映画)

4.8

「ザ・レイド」シリーズの鬼才ギャレス・エヴァンス監督、待望の最新作。カルト宗教団体に妹をさらわれた男が、アヘンチンキをキメて単身団体の住処である孤島に潜入し妹を奪還しようとする。出だしはダークな宗教ス>>続きを読む

The Foreigner(原題)(2017年製作の映画)

4.7

職人マーティン・キャンベル監督×ジャッキー・チェン主演による『ナメてた奴が実は殺人マシンでした』モノ。

いつもの温厚さが完全に消えて、死んだ目で淡々と娘を殺した犯人の名前を突き止める為に行動を起こし
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