このレビューはネタバレを含みます
瑛太さん演じるヒデオの一日と佐藤江梨子さん演じるカナコの一日が交互に映し出される感じで物語は進みます。
売れない役者ヒデオは冒頭から困った男で、周囲の人に迷惑をかけまくります。特にカナコと、ヒデオが在籍する芸能事務所のマネージャーは気の毒になります。
転機になりそうな場面になると見る側は「さすがにヒデオも改心するかも」と期待しますが、すぐ裏切られます。そんな呆れた男なのに、二人を始めとする「ヒデオを応援している人たち」は彼を愛し信じ続けています。
最後になってようやく、カナコがヒデオをそれでも愛してしまう理由を理解したような気になりました。