橋

(不)完全人間の橋のレビュー・感想・評価

(不)完全人間(2013年製作の映画)
2.0
障害者の性ということで非常に興味深く、これまで意外にも描かれてそうでなかった切り口の作品だった。でも兄の障害像が全く見えてこなくて、身体機能も自慰行為ができないほどのものかといわれるとそうではなさそう、ということは高次脳機能の障害のために自慰行為ができないのか、しかし簡単な買い物に行くくらいのことができる人なら性という欲求行動なら買い物よりももっと容易なはず。きっと自分でするのではなく、他人にしてもらうとまた違うだとかそういうことがあるのだろうけど、それならば、なぜ性ヘルパーを利用するのか、そういった補足や描写も欲しかった。しかしこういうテーマの作品を(自分が)知らないのでとても勉強になった。これはみなさんが悩んでいて無視できないこと、でもわたしにはヨウコのような包容力はなさそうだ。
ラストの終わり方はドキドキした。
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