のふのふ

スティーヴ・アオキ: I'll sleep when I'm deadののふのふのレビュー・感想・評価

4.2
〝子供は親に背中を押してもらいたいのさ〟

スティーヴ青木。
ぱっと見、会場をケーキまみれにする怪しい東洋人DJ。
でもライブ行った人ならわかると思うけどむっちゃカッコいいんですよ、この人!!!
会場をぶち上げるエネルギッシュなオーラがすごい!!
何度楽しませてもらったことか!


そんなDJスティーヴアオキのドキュメンタリーです。


彼の父はベニハナの創業者であり型破りな冒険家だったロッキー青木。
〝第1は仕事、第2は健康、家族は3番目くらいです〟と語るのが印象的でしたね。
家族との関わりは薄く、とにかく我が道を行く父。




〝彼が父であることが誇らしい〟
なんとか認めてもらおうと偉大な父の背中を追い続けるスティーブ。

とにかくこの人は休まない!
止まらない!!

なんと年間こなすライブ数は300
世界中飛び回りながらこの数はやばい...笑
閉じこもるより刺激を求めて動きまわる!
エネルギッシュでもあり、ある意味ピュアなんでしょうね〜



差別や父親と比べられるプレッシャー、型破りなプレイへの批判。
それを跳ね返す真っ直ぐな気持ちは観てて熱くなります!
これぞ真のショーマン!!

ディプロさん〝彼を見くびるなよ。やりとおすぞ〟

現役トップレベルのアーティストたちからこうやって一目置かれる存在なのは、やはり日本人としても嬉しいですね!
まずトゥモローランドでトリ飾るとかすごいよ!!!
LAのストリートライブもカッコいい〜!!






ちなみにインタビューで出てくるメンツはむちゃくちゃ豪華!!
ディプロ
ティエスト
アフロジャック
ブリンクのトラヴィス
ウィルアイアム
ブラッディビートルーツ
etc

収録現場ではキッドインクも!
そしてスティーヴアオキの彼女さんがむちゃくちゃかわいい(〃ノωノ)




あと、自身の設立したレーベルdim makの裏話なんかはおもしろかったですね!
ブロックパーティ
クラクソンズ
ゴシップ
バトルス
ザキルズ

ロックとダンスミュージックとの架け橋というか、
いち早く世間に発信した審美眼もすごい!

初めての投資がグッドシャーロットのマッデン兄弟だったのも驚き!

ルーツがハードコアバンドだったり、
ライブでもダイブしたりと、
ロック寄りの好みな自分としては親近感も(´▽`)
コラボする相手もロックからヒップホップまでバラエティ豊か!
交友幅広いんだろなぁ





以上、「スティーヴアオキ I'll Sleep When I'm Dead」!
起きてる間ずっと眠い自分は、青木さんのパワーに圧倒されっぱなしでした!
〝できないことは何もない〟
原動力は父のロッキー青木。
そして支え続けた母の姿にもグッときた。
音楽好きなら絶対楽しめるドキュメンタリーです!
オススメです!

ちなみにスティーヴアオキだと「I love it when you cry」「just hold on」「what we started」「livin my love」「$4000000」が好きですねー!

weezer好きなんで、聴き始める入り口となった「earthquakey people」も外せない!
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