鹿shika

レザボア・ドッグスの鹿shikaのレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
3.9
宝石店を襲撃するため集まった6人組。しかし、すでに警察が待ち構えて銃撃戦になる。6人の中に裏切り者がいるのではと、それぞれ疑い始める。
無名だったタランティーノの伝説の始まり。

まず、マドンナの曲レビューから始まった瞬間に、好きな映画と思ったわ。
宝石店襲撃の前に、ダイナーで”Like a virgin”の歌詞の解釈について話し合うか?普通
どーでも良い話をたくさん入れ込むスペシャリスト。

そしてopね。最近おチェンソーのopにもオマージュされて、
このスーツ集団6人の中に、全く別の目的で動く人(裏切り者)が混ざっており、
おチェンソーでも1人だけ、別の目的で動いてる人がいるということを示唆する為に、レザボアを用いてるセンスね。

また、それまで黒スーツに黒ネクタイは冠婚葬祭とされていたが、この映画からブラックスーツスタイルのファッション文化が流行したらしい。
確かに、この後のマフィアや殺し屋映画はこぞってブラックスーツだよな。
一番に思いつく人は”ジョンウィック”ちゃん!彼のスーツは洗練されているのに対し、レザボアの方は、クタッとしていて、ナローネクタイを使用、
さらに、ピンクが着用しているボトムスをよく見ると、、ジーンズだよな!
このくたびれた感のあるブラックスーツがまたオシャレなんだよな。一体感あるし。
衣装提供はagnes bで、サングラスはRay-Banらしい。
(アニエス着用はホワイトとブラウンだけ)ちなにに『パルプフィクション』のジョントラボルタが着用したスーツもアニエスが手掛けている。
そして最近、再流行してるプレデターみたいなデザインのサングラスもあり、流行は繰り返すんだな〜と思う今日この頃。
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