あやと

レザボア・ドッグスのあやとのレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
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なぜか観てなかったタランティーノといえばの作品

最近のものと観比べると複雑さというか構成での遊び心は皆無、むしろ汗にじむ男臭さのある、汗かきながらカメラ構える姿が目に浮かぶ いわば西部劇的なハードボイルドな印象が強い 映画音楽にジョージ・ベイカーとかブルー・スウェード、スティーラーズ・ホイール等の70s’に拘るところもその映画のハードな色を印象付けてる と同時にタランティーノ節を体現してるところ

人を言葉だけで信用裏切り仲間を区切りつけるその魂、それが今の時代にはない
俺もだけど誰もが携帯、情報に囚われてる
何を信用し仲間とするかなんて今手元で調べりゃ一発じゃん、なんて言葉が口から考え無しに滑り出てくるこの時代、人を見ることをしない 人を画面を通してみてる
悪口だって画面、何をするにも画面、仕事するのだって画面

人を、言葉を、表情を意識する時代であってほしい なんだか映画を観ることが好きな理由に、言葉があるからとも言えるのかもしれない

全員黒服にサングラスのイメージ、めちゃくちゃカッコいいな 全然違うけど『マトリックス』とも重なる
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