COZY922

レザボア・ドッグスのCOZY922のレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
3.9
それぞれを、色のコードネームで呼び合うプロの強盗たち。時系列がバラバラなので最初のうちは彼らの関係や事のいきさつがわからずモヤモヤするけど、登場人物に順番に焦点があたり、それぞれの視点から話が進み、まるでジグソーパズルが出来上がる時のように次第に全体像が見えてきます。このうちの、ある1人の素性がわかったあたりから、グッとのめり込みました。

各メンバーの生い立ちや過去についての説明は無く、心理描写もミニマムなのに、会話や行動で段々とキャラが浮き彫りになってくる作りは好き嫌いが分かれそうだけど、私は好みでした。メンバーの中では、ピンク(ブシェミ)が好きな人が断然多そうだけど、私はオレンジ(ティムロス)とホワイト(ハーヴェイ・カイテル)が特に好きです。

終盤の あるシーンに、日本っぽい『仁義』を感じました。ピンポイントだけど、そこが好きというだけで1点近くスコアが上がってます(^^)。仁義とか絆とか精神的な繋がりを感じるシーンに自分は弱いんだなぁと再認識しましたね。マフィア映画に結構ハマるのは、とことんワルでも仁義にポリシーを感じることが多いせいかも。スーツ姿の渋カッコいい男性が好きなのでそこもツボでした。
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