〝悪しき者は追われなくても逃げる〟
流れ者チェイニーに父親を殺された14歳の少女、マティー。復讐を誓う彼女は、アル中の連邦保安官ルースターを雇い、チェイニーを追う....
見返すことの多いお気に入り作品です!
コーエン兄弟監督×スピルバーグ製作でおくる西部劇。
肝っ玉のすわった少女と呑んだくれの保安官、テキサス一筋のレンジャーなどを通して、古き良きアメリカを生きた者達の生き様を描いています
マティーを演じていたヘイリースタンフェルドの少女とは思えない肝っ玉演技はすごい!
彼女は現在歌手としても活躍中です。
去年スッキリ!!にも出てましたね!
そして、銃こそ正義だった西部開拓時代を生きた男たち。
銃の自慢話などもおもしろかったです!
特にテキサスレンジャーのマットデイモンは舌がダメになってもベラベラ喋ってる姿が愛くるしかった!笑
そして、保安官ルースターを演じたジェフブリッジスはさすが名優!
終始酔っ払ってる感はすごく当たり役!笑
しかし、そんな今まで旅路でベラベラダラダラと自慢話ばかりしていたルースターが終盤、マティーの前で〝真の勇者〟となる場面はやはりアガります。
また撮影監督のロジャーディーキンスの映像は素晴らしく、うっとりしてしまいます!
ひとつひとつのカットが本当に美しい。
最初のルースターが登場するシークエンスもお気に入りです。
そして、
終盤の満天の星空の下のロングショットは本作のハイライト。
名場面間違いなしです
コーエン兄弟のフィルモグラフィーの中でももっとも感動する作品だと思います。
観やすい作品でもありますので、これからコーエン兄弟を観たいといった方にはもってこいじゃないでしょうか!
オススメです!