よくある冒険活劇、だがそれが良い。
「PLAYする映画」というキャッチコピーのゲームを、逆に映画化したというちょっと変わった流れの本作。
インディ・ジョーンズやトゥームレイダー、ナショナル・トレジャーが好きな人は何も考えずに楽しめると思うが、冒険としての質はそれらに比べて数段落ちる。
トム・ホランド主演であることも相まってアクションは派手で見応えがあるが、その分謎解きとかギミックだとかの演出が薄味となっていて、良くも悪くも今風の作品。
正直なところ、ゲームの方がネイサンの油っぽいアクションや、胡散臭いサリーとの掛け合いなど「映画」としての完成度も上である感が否めない。
ただ、原作へのリスペクトも随所に感じられ、ファンを置いてきぼりにしていないことには好感が持てる。
それにあくまで個人の感想だが、ネイサン役ならまだしもサリー役にマーク・ウォールバーグはミスキャストではなかろうか？
