Mari

君の膵臓をたべたいのMariのレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
4.8

原作ファンの私は、何より映画化が楽しみで、住野よるさんの世界観がどんな風に描かれるのかとても楽しみだった。

まず、高校生役のお2人
浜辺美波ちゃんと北村匠海くん
とっても素晴らしい。
原作に描かれているままだと私は思う。

浜辺美波ちゃん演じるさくらの、テンション高く周りを巻き込むようなところも、何より繊細で、高校生らしい女の子とのところも、「君」をからかっているようで、本当は何より愛しい存在だと思っているところも、原作のまま!本当よかった!

北村匠海くん演じる「君」素晴らしかったなぁ。クラスで浮いてる感じも、桜にからかわれておどおどしてる感じも、素直になれない不器用なところも、だけど誰よりも優しくて思いやりのある子なところも。

なんか本当にこの2人が素敵すぎて、ずーっと感動してた。

原作とは違う描き方になってて、私だいたいそういうの好きじゃないんだけど、これはありなのかなと。
大人になった「君」小栗旬も
親友の恭子 北川景子ちゃんも

原作の世界観は壊されなかったから、なんか違く描かれてもしっくりきたのかな。


もう、思わずすごく涙した。
原作でも泣いたけど、わかってる分、もっと泣いたなぁ。

彼女病気になっちゃって、彼氏が支えるけど死んじゃって、みたいなよくある映画や漫画とは違うんですよ。これは。
本当に好きな作品だ。

住野よるさんはこれを読んでからとても好きになって、住野さんの世界観にどんどん惹かれて、
今のところ
また同じ夢を見ていた と
よるのばけもの
も読んだけど、こちらもすごくよかったので、おすすめです。


何度も書くけど、高校生2人が本当に素晴らしい演技だったから、ぜひアカデミー賞で最優秀とってほしかったけど、とても残念だ。
今後のお2人にもとても期待です。
Mari

Mari