「絶対泣くやつやん」
そう思って時間が空いた時に見ようと思っていた作品。
案の定泣いた。
物語は12年前に傷を負ったまま無気力に日々を過ごす教員である「僕」の過去と未来を交錯しながら12年前に亡くなった「女の子」のある思いに気づいてゆくラブストーリー。
言い方は悪いが起承転結の『承』まではありきたりな恋物語だが…
『転』が『転』すぎてその展開にする必要なくない?って思ってしまったが、
その展開だからこそ12年後の「僕」の感情が複雑でもやもやする原因であり、彼女のある思いを知った主人公のラストの悲しくも未来に顔を上げる表情がなんともいえず涙を誘う。
単純に癒されながら感動したいと思う時、
この作品はいい余韻を残してくれる良作。