このレビューはネタバレを含みます
某サークルイベントでの上映会で出会えた作品です。
暗い車内、ドライバーの男性（主人公）とスマホのアプリ（最初は車載コンピュータかと思った）とのやりとりでドラマが進行します。その中で男の目的や背負ったものがだんだん明らかになっていく。その持っていき方がわかりやすくてスムーズ。そういうことね！
ワンカットで撮られている夜の暗い車内が、冷え冷えした男の気持ちをよく表しています。
シリアスな方向に向かいながら、機械音声である女性の声（なんと本物のSiriの声だそうで！）が無機質でありながらだんだん心を帯びたように聞こえてくる。
無機質なのが返って暖かいって不思議な感覚。。。
不思議なできごとが起こります。とはいえ、超自然ではなくたまたまそうなったような。
この世のどこかに神様がいるのかもと思えなくもない、そんなお話。
