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武士の家計簿のフィーバーのレビュー・感想・評価

武士の家計簿(2010年製作の映画)
4.0
これは、以前観たと勘違いしていた。
武士の献立や武士の一分など似たような題名が多い。

この作品は、幕末の加賀藩のそろばん侍の実話である。

ただ、そろばんで加賀藩を窮地から救ったと言う話ではなく、のちに大日本帝国海軍の主計官になる息子がそろばん侍であった父親の生き方を語る人間ドラマの構成になっている。

時代は幕末だから各藩の財政は厳しくそろばん侍が重宝された。

しかし一方薩長か幕府のどちらに付くか再び侍が活躍する時代に。

今大河ドラマでは、西郷だの坂本だのと維新の英雄が脚光を浴びている裏で電卓やコンピューターが無い時代にそろばんで藩の財政を支えている侍がいたことを興味深く観ることが出来た。