羊の木のPerMetalPowerのレビュー・感想・評価

「美しい星」の“真似する人”というコンセプトがここで松田龍平に変奏されているのではないかと思った。子供の“のろろ”遊びを模倣する。演奏を模倣する。（殺人行為自体の模倣は描写としては不明瞭だが、「相手からの加害に対する（過剰）防衛」という説明はあり、そういう意味では模倣とも言える。どうせなら画面としてもそれを観たかったが）
2人飛び込んで生き残るのは1人だけの崖…みたく、装置の機能を説明した途端装置は画面において死ぬ…はずなのだが、吉田大八はそういうところでいつもうまい。