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羊の木のgomazaiのレビュー・感想・評価

羊の木(2018年製作の映画)
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シアタス調布
外からやってきた他者とどう関わるかというテーマを、民俗学における祭りや境界についての知見をベースに描いている。演出が丁寧だった。
例えば
・主人公と元受刑者達があるシーンを除いてほとんど真正面から向き合わない
・6人の元受刑者が全員集まるのは祭りという非日常の場のみ
・松田龍平演じる宮腰が着る運送会社の制服が下半分が青で上半分が黄色なのは、海と太陽とその境界のことで、宮腰が境界的な人物であることを表している

見終わった後に、岩明均がどこかで言っていた「僕は人物より事件を中心に描きたい」という発言はこの映画とかぶるなあと思ったので、ホームページの著名人からのコメントに岩明均が言葉を寄せていることに驚きつつも納得した。
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