ラ・ラ・ランドの色は明るく派手な色鮮やかなのに対し、ムーンライトの色は、暗く地味だ。しかしそれもまた何とも言えず美しい。
月明かりの下、黒人がブルーに見えるという言葉はとても魅力的で静かに美しく、物事には多面性があり、色さえも状況で何色にも違って見えると言われているようだ。
説明が少ない分、観る人で感想も捉え方も変わるだろう。
それぞれの「ムーンライト」ができあがる。
思い込みか知らないからか、ポスターの子どもの顔はずっと一人の子だと思ってた。映画を観てから見ると、ちゃんとリトルとシャロンとブラックが見える。不思議だなぁ。ここにもいろんなメッセージがあるような、別にないような。
それぞれの心の中にあるものが起こされる。