花

地球が壊れる前にの花のレビュー・感想・評価

地球が壊れる前に(2016年製作の映画)
4.1
2019.8.10

めっちゃくちゃ映像がきれいだし、ほしい角度の景色を的確に持って来られる感じが感動した あとディカプリオはマジで動物を一切怖がらないのでそこも見どころ

わたしは個人的にめちゃくちゃ環境問題に興味があるし、実際いまボトルソープはやめてすべて石鹸にしたり飲み物は出来る限り持ち歩いたり自分が出したゴミを毎日記録したりその他諸々しているのですが、映像を見せられたことで地球マジで終わると思ったので一層その気持ちが強くなりました 地球温暖化がヤバい、っていうより、地球温暖化で起こることを映像とデータで教えてくれるのが大事 オラウータンの顔とか見てたらすっごい悲しくなるじゃんね
多分いま新宿とか渋谷のゴミ箱に積んである(もはや捨ててあるという状態ではない)ペットボトルとタピオカのカップみたら絶望するんじゃないかな あの渋谷のデカいサイネージでこの映画流すべきでは
実際に行動に移すのは、とにかくめちゃくちゃ地味だし、知識とその場の判断の積み重ねが大切っていう全然SNS映えしない活動だけど、お金は投票権だと思って今後残って欲しいものや将来見たい景色をてにいれるために買い物をしたいと思う

ただ、いつも思うのは、例えば界面活性剤不使用の海外製洗剤を買うことと、その洗剤を輸入するために使われた運送の化学燃料は結果的にどちらが環境に良い選択なのかということ 日本製品でそのようなものを見かける機会はめちゃくちゃ少ないし、手に入れることが難しいから結局海外製品を購入することになる エネルギーを使う問題は規模が大きくて個人でやることを想像したら途方にくれるから、そもそも製品が生産される際にどのように作られた成分が配合されているとか、その会社の取り組みとか、その製品を買ったあとのゴミの消費コストとか(きちんと自然に還るのか?)を頭に入れて推しの会社や推しのお店を支持するところから始めるといいのではないかと思う

学校の先生が「全ての思想や芸術は生活に由来し生活へ帰る」みたいなことを言っていたんだけど、このこともまさにそうだと思う 地球のためっていうか、自分のためで、それは細かく刻むとさっき飲んだお茶や、目の前でしゃべっている恋人の健康診断の結果や、または日々目にするプロダクトにつながってくる 歴史変えるとかは無理だけど、生活は変わる
あとサスティナブルやエコロジーは初期投資するけど結果としてめちゃくちゃ節約になるのでこの政治でお金あんまりもらえなくて長生きしちゃうわたしたちにとって最大の敵である医療費を下げる意味では最高の対策だと思っています めちゃくちゃ元気に地球で遊びまくりてえな〜〜!
花