このレビューはネタバレを含みます
小さな頃は“染まりやすくて響きにくい”性分で「無邪気」だなんて言われてたのが、成長の過程でさらに “染まりにくくて響きやすい”とっても「繊細」な性分に差し掛かる。まず間違いなく誰もが経験し通る、何もかもにストレスを覚えちゃう時期。
めちゃくちゃリアルに描写されてる。
私だけなんでいつもこんなに..
神様は私の味方じゃない.
一生こんな自分で生きるのは嫌.
でもどうしたら変わるか分からない.
“誰も私をわかってくれない”、“伝え方がわからない”、行き場を失った苦しみが暴走した結果、、、ってお話。
相手を、だれかを、理解しようと寄り添う姿勢ってほんと人の心を救うと思った。それで分かったつもりになるんじゃなくて、ぜんぶは分かってあげられないけど、頼ってくれるの、待ってるね。 でいいと思う。その声かけ一つあるかないかはかなり大きい。
めちゃくちゃ青春!なんだけど、極端にキラキラし過ぎてないリアルがしっかり描かれた映画。 「私にはなんで何もないの」
「 お父さんたちからの愛も持ってるし、ほら、ここにチーズバーガーもあるじゃないか 」
みたいなあのシーンすごい素敵だったな.. ただ正面から向き合おうとするんじゃなくて、程よく濁して、けど受け流しすぎない、、こういうとこ上手いんだろうなぁ欧米のひとたちのトーク術。 なんでもないシーンなんだけどかなり好き。
ヘイリースタインフェルドがスタイル良すぎかわいすぎ。