人気者の兄に劣等感をもつ17歳のネイディーン
彼女が小学生の頃からの唯一の親友だったクリスタが恋に落ちたのはその兄だった
この衝撃的な事件からネイディーンは脱皮していく＿＿＿
ネイディーン、愛すべきキャラクターだ
自己中心的でネガティブでかまってちゃん
口は悪いし、下品だし、自分の話ばっかりだし、周りに迷惑をかけてばかり
自分を悲劇のヒロインだと思ってる
呆れるくらいダサいけど、自分の気持ちは彼女に味方してしまう
これはきっと自分の中にいる17歳のモンスターが共鳴しているのだろう
きっと17歳の自分が見たら彼女に強く共感してるだろう
だが歳を重ねた今の自分からしたらただの呆れたクソガキ
でも、最後に訪れる彼女を愛する気持ちはきっと何歳になっても変わらない
「世界中の誰だって自分と同じくらいどん底でみじめでさみしいに決まってる
ただ、隠すのが上手いだけ」
ネイディーンの母の言葉
自分も落ち込んだ時はこの言葉を思いだそう
不機嫌を露骨に出しても、周りが迷惑するだけ
自分の機嫌くらい自分でコントロール出来るようにならないと
周りの人は自分のご機嫌とりのためにそこにいるんじゃない
クスッと笑えて、たまにチクッとくる映画
そして何より愛すべきキャラクターが沢山出てくる
ネイディーンのクラスメートや教師、母親や父親、兄や親友
彼女の周りは素敵な人で溢れてる
でも彼女がそれに気づくのは、きっともっと心を落ち着かせれるようになってから
自分を迎えに来てくれる人がいるって幸せだ
