いけむら

アンダー・ザ・シルバーレイクのいけむらのレビュー・感想・評価

5.0
僕がFilmarksのアカウントを作って以降に観た映画の中でいちばん好きなのが2017年の年明けに観た『アメリカン・スリープオーバー』なのだけど、今作はそれの次に好きな映画。つまりはデヴィッドロバートミッチェル最高じゃんってこと。この映画がレンタルDVDの旧作になる頃に、ジャケ借りする少年少女たちにこれはどの様にうつるのか。多感な中学生が迂闊に観ちゃうと、きっとトラウマになってしまうんじゃないか?不気味で、悪趣味で、意味不明で、ナンセンスだらけな140分。映画オタクな人たちには、引用に次ぐ引用に疲れたりしちゃうのかな。僕らみたいな浅めのサブカル好きには、ポップカルチャーの見方や在り方がこの映画で改めて問われてる気になって、明日からの人生に少なからず影響させられると思う。27歳の今、誰かに話合わせるためとか、とりあえず流行ってるからとか、そんなんが本当にくだらなく思えて、自分の好きなものしか見たくないし、自分の好きなものしか入れたくない。という感じで『アンダー・ザ・シルバーレイク』、圧倒的支持ってことで。僕は人と比べて割といろんなものが好きな方だと自分では思ってるんだけど、やっぱりどこか歪で、人によって好みが分かれるものに惹かれてる気がする。こうやって自分が形成されていくんだなぁとかとも思う。引用と謎解きという意味で今年の映画『レディ・プレイヤー1』ともめちゃめちゃ通ずるから、あれにハマった人も大好きかと。そういえば『アメリカン・スリープオーバー』好きにはたまらん(というかびっくりする)シーンあるからまじで観逃さないで。『イット・フォローズ』と負けず劣らずのホラー感もありました(展開が読めなさ(分からなさ)すぎるからある意味こっちのが怖い)。つまりはデヴィッドロバートミッチェル最高じゃんってこと!!!
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