きじとらカーン

おとなの恋の測り方のきじとらカーンのレビュー・感想・評価

おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)
3.7
思っていたのと違ったけど、いい意味で裏切られたとはこのこと。見終わった後に温かい気持ちになれる映画でした。

新しい出会いかもと期待して出会った彼は136センチ、低身長だった。
でも常にディアーヌを次々にドキドキさせるアレクサンドルの行動には、同じ女子として心を持ってかれるものがあるのが凄く分かりました。

少し強引だけど明るくて、ついてきてって言われると断れない感じも、自分では選ばないような体験をさせてくれるのも乙女心をくすぐられる。


アレクサンドルは低身長のコンプレックスに負けないよう、仕事で一流の建築家までになり、性格面でも強く話上手で人を惹きつける魅力を磨いたのだと思う。それがひしひしと伝わってきた。


またディアーヌも同時に、受け入れられない気持ち、「背の高い王子様と」という気持ちもものすごーーーく分かる。恋愛対象にならない人がほぼほぼだろう。なにも悪くないよ。ほんとお互いが悪くない。

ここからラストまでもとても素敵でした。