ルネ

武曲 MUKOKUのルネのレビュー・感想・評価

武曲 MUKOKU(2017年製作の映画)
3.0
2017年6月3日公開。 監督は熊切和嘉。

原作は藤沢周の小説。

ラップのリリック(歌詞)作りに夢中な高校生(村上虹郎)と、昔剣道やってたアル中(綾野剛)が交流するお話。

幼い頃から父親に剣道の鬼しごきを受ける少年(後の綾野剛)が、かわいそう。 完全に虐待ですね。 あんなに鍛えて何がさせたいんだろう。

剣道部が道端に置いてた竹刀につまずき、からまれる村上虹郎。 「竹刀を何だと思ってる。 元に戻せ!」みたいな感じで剣道部がキレるのだが、お前そんなに大切な物道端に置くなよ。 しかも通路側に。 当たり屋か! そして武道やってるのに素人をブチのめそうとする姿勢。 まあ、こうゆう腐れ外道って沢山いますよね。 スポーツや格闘技って強いと人間性もすぐれると思いがちだけど全然関係なくて、ただ運動神経がいいだけだったりすんですよね。 芸術系もそうですね。

なのでポール・マッカートニーとかデヴィッド・ボウイとかは、才能もあるのに普通にいい人だったみたいなので、稀有ですね。

その後、剣道に目覚めた高校生とアル中がケンカしたり決闘したりするのだが、チャンバラが長くて飽きる。 あと、剣道の気合いの「きぇ~! きぇ~!」って怪鳥の鳴き声みたいのが怖い。 威嚇の方向性まちがってると思う。 ウルトラマン呼ぶぞ!

父親と色々あってトラウマな綾野剛は酒に逃げるのだが、まあ悪酔いっぷりがヒドいです。 これみたら酒癖悪い人反省するじゃないかなってくらいです。 酒癖悪い人のウザさって、なぜか終始ガム噛んでるケーシー高峰激似の上司級なので、銃社会だったら即射殺ですね。 アフリカだったら槍、イースター島だったら小ぶりなモヤイ像で殴打でしょうか。

前田敦子が下着姿でがんばってました。 彼女って、両目が近くて怖いです。
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