名前のDoubleOrangeのレビュー・感想・評価

セットなしの民家居抜きの舞台。低予算で作られたのがわかる映画。序盤品性のない主人公二人の意味不明なやり取りに少々イライラさせられリタイア寸前だったが、女の子の話になってから、すべての伏線がどんどん回収されていく。人生を諦めかけた中年男性と、心揺れ動く思春期の女子高生二人の人生が偶然交わることで、少しだけ明るい未来に進み始める。とても優しい気持ちにさせられる、こころにジワジワ染みていく感動のお話。