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闇の子供たちの小劇場のレビュー・感想・評価

闇の子供たち(2008年製作の映画)
3.7
今までこんなに後を引きずる映画はあったであろうか。
テーマが「人身売買」「臓器売買」とあまりにも思い題材、且つタイの田舎で行われるフィクションだが、確実にリアルでノンフィクションじゃないかと思う内容で
極め付けはラスト。
目を背けたくなる現実(と言って間違いにはならないはず)と、ラストの胸糞悪さ。


しかし、現実に氷山の一角で
こんな世界が至るところであると思うし、自分がインドに行った時は実際に筆舌し難い同じ様な世界があった。
確実に後を引きずるし、スッキリしない、総じてオススメできませんが
個人的には是非観て、知ってほしいと思います。おこがましいですが。。

ハード過ぎる性描写などがある為
観る人、と言うか観れる人は限られていて
興行収入的にも伸びる、万人受けするとは思えない題材で
錚々たる俳優陣のキャスティング、また、演じづらい役を受けた俳優陣、監督はすごいと思いました。
また、タイトルで敢えて子どもを「子供」と使っているところで、供える子、命を軽く見ていることが伝わってきます。
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