蕎麦

闇の子供たちの蕎麦のレビュー・感想・評価

闇の子供たち(2008年製作の映画)
3.7
すごく重い内容でした。これが起きてる現実だから私達は知っておかなきゃいけないと思って観ました。
タイで売春から臓器売買まで、やらされているのは日本で芝生の生い茂った公園で遊んだり、遊具のたくさんある校庭で笑っている子たちと同じ年齢の子どもたち。その子達からは笑顔が消え、自分を買った人たちにされるがまま。しかも死んだとしてもお金ですぐに物のように解決される。とてつもなくキツい現実でした。

今までこういった社会の裏の問題点は記事などの文章でしか見た事がなかったのですが、映像で観ると生々しく実際に起こっていることなんだと強く思わされました。

宮崎あおい演じる恵子はもう少し社会を知ってる人間がよかったと思います。そこもリアリティに描きたかったのかもしれませんが、流石にどういう空気かわかるだろと思っていまい少しイラつきました。

ラストの南部のシーンはとても皮肉的で、妻夫木くんの察した時の表情などクるものがありました。

「東京から地図上で20cmの距離」
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