公開時劇場で。
ジェイソン・ライトマン×シャーリーズ・セロンの「ヤング≒アダルト」のコンビが再び。
母親とベビーシッターの素敵なお話、が実はラストに待ち受ける事実でなかなか重い現実を突きつけられる。ジェイソン・ライトマンの作品は全て観ているけれどこれが1番好き。
3人目の出産がもう間近、長男は発達障害の気がある、ほぼワンオペ育児、と限界がきてる主人公。出産直後のマーロの表情がこの作品を物語っている。こんなに喜びのない出産シーンはなかなかお目にかかれない。
なんでもこなせるタリー、自由奔放で博学で共通点が多く好みも一緒、この理由は最後まで観るとわかる。マッケンジー・デイヴィスが不思議で自由な感じをうまく出していた。
愛する夫、愛する子どもたち、それでも日々の生活に疲れている主人公。マーロが失ったものを全て持っているタリー。この2人のシーンがとてもいい。やっぱりジェイソン・ライトマンがうまいんだ。
シャーリーズ・セロンは体重を20kg近く増量って相変わらずすごいことしてる。